長毛犬種を飼っている方は、定期的にかわいくおしゃれにカットをしているという方が多いでしょう。
顔や体、足などの形にこだわり、最適なスタイルを求めることは大切です。
そのなかで、尻尾に対してもしっかりこだわっているという方はあまりいないのではないでしょうか。
尻尾の形にこだわることで、体全体のバランスも変化します。
ここでは、ワンちゃんの尻尾のカットをする重要性についての理解を深めていきましょう。
トイプードルなどの長毛犬種は、尻尾の毛もふわふわしているため、形を自由に変えることが可能です。
定番の形は、ポンポンと呼ばれるまん丸の形となります。
尻尾の付け根を極端に短くし、尻尾をボールのようにまん丸な形にするのです。
どのような角度から見てもまん丸に見えることで、ただ歩いているだけでもかわいらしく、ワンちゃんのもつ魅力を引き出します。
尻尾のカットのバリエーションは意外にも豊富にあり、体型に合わせて様々なスタイルに仕上げることが可能です。
根本を刈り込まず、楕円形にするといった選択肢もあり、たぬきの尻尾のような形にすることもできます。
どのようなスタイルにしようか迷ったときは、定番のまん丸カットにするのがおすすめです。
そこから似合うスタイルを追求していくのも効果的。
尻尾は、犬が感情表現をする際に大きな役割をはたします。
そのため、角度によっては顔よりも目立つときがあるのです。その際尻尾が整っていないことで、かわいらしさも半減してしまうかもしれません。
顔や体だけではなく尻尾もしっかり整えることで、トータルバランスが良くなりワンちゃんのかわいらしさも強調されるはずです。
ただ、尻尾の毛も定期的に手入れをしなければ、毛玉が発生しもつれてしまうおそれがあります。
ブラッシングをするときは、尻尾もぬかりなく手入れをしてあげるようにしましょう。
もし幼少期に断尾しているという方は、尻尾を整える必要がないでしょう。
欧州ではペットに対する法律が厳しく、美容目的で尻尾を切り落とすことは禁止されています。
日本国内でも将来的に定められる可能性があるのです。
もし手入れが面倒だという動機で尻尾を断尾しようとお考えであるなら、十分注意が必要となります。
また、尻尾の毛はトイプードルなどの長毛犬種だけが整えるわけではなりません。
ミニチュアダックスフンド、チワワなども尻尾をカットすることが可能であり、かわいらしい形に仕上げることができます。
ご自宅で飼っているワンちゃんのトリミングをする際は、尻尾の形にもこだわることをおすすめします。
長過ぎる尻尾は、散歩時に汚れやすくなり生活に支障がでてしまうこともあるのです。
ただ短く切るだけでも意味がありますので、可能な限りカットをお願いすることが大切です。
ご自宅のワンちゃんのトリミングをする際は、体だけではなく尻尾にも注視することをおすすめします。
しっかり整えてかわいくすることで、ワンちゃんのもつ新たな魅力に気付けるはずです。